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闇(R)、行きま〜す [ggg] |
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作: あぽぴXIII
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第9話 ★ コスモバビロン |
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| GW公認大会inカルトゴールド、スイスドロー2回戦。 相手は笑顔の優しい好青年、イヤ、少年と言ってもイイ年頃かもしれない。 ジャンケン、グーで負け、相手の先攻。・・・そういえば1回戦もグーで負けていた。 出てきたGは・・・またもや茶色・・・ イヤな汗が背中を伝う。 『暖房効きすぎぢゃないの?』 そんな余計なコトを考えている間に数ターンが経過・・・ お互い、順調にGは回っていた。 闇(R)も守護神[ブリュッセル大統領府]こそ出ていないものの、 L-3コロニーのおかげで、次のターンにはウイングガンダム(U-69)が出せそうであった。 が、 相手の方が早かった(先攻なので当然と言えば当然なのだが) ガンダムヴァサーゴが出る、さらに、キャラクターが・・・ フロスト兄!!(CH-X5 シャギア・フロスト) ウワサには聞いていた、が、実際に対戦するのは初めてである。 『恐怖のリロール兄弟かぁ・・・』 こちらの手札にはウイングガンダム(8弾)のみ。キャラクターはいない。 『フツーに勝てないぢゃん』 殴り合いでは・・・である。 闇(R)のターン、ドロー。 密約を引く。まだまだ、引きは悪くない・・・ ここは迷わず密約を撃つ。シャア(CH-37)でも引ければ儲けものだが・・・ 否、シャアを出すにはGが1枚足りない。 引いたのは・・・ 白Gとサンドロック改・・・。 絶望的に悲しくはないが、手放しで大喜びでもない、 ピンで勝てないことに変わりはないのだ。ヘビーアームズ(U-64)ならまだしも、である。 白Gセット、 お約束通り、サンドロック、効果でウイングも配備エリアに並ぶ。 「うわ、来ちゃった」 相手がポツリとつぶやく・・・が、お愛想だろう、 まだまだ余裕がありそうだ。 ・・・・・・ 更に数ターンが経過・・・ 闇(R)はキャラを引けずにいた。 相手の場には兄が乗るヴァサーゴと無人のアシュタロン。 こちらは無人のサンドロックとウイング。 お互い防御には出ず、不毛な削りあいが続いている。 残り本国が十数枚というところで、闇(R)はバビロンを引き当てた。 本国枚数は相手の方がやや多い、 バビロンが来なければそのまま終わっていたところだ。 手札には看破、逆シャアが1枚ずつ。 相手も赤を使っている以上カウンターは覚悟しなければならない・・・。 『2枚で、大丈夫なのかしらん・・・』 シロートゆえ、カウンターの打ち合いもまた未体験の世界である。 だが、バビロンを撃たなければこのままずるずると削られて負けである。 意を決して、バビロンを撃つ。 「おっけ〜です」 あっさりと、通った。止められなかったのか、あるいは・・・ 止める必要もない、と? 相手のユニットは寝ている。 当然、殴る。 形勢逆転か・・・? 一時的な本国の枚数の上では、である。 そのまま 相手ターン、無人のアシュタロンに乗り込むのは・・・ フロスト弟!(CH-X6 オルバ・フロスト) リロール兄弟成立である。 とっさに、闇(R)はわめいていた。 『弟に看破!』 来るか?カウンター返し・・・ しかし、相手はあっさりと 「おっけ〜です」 フロスト弟をジャンクヤードに送った。 『・・・もしかしてカウンター入ってないんぢゃ・・・』 相手の手札がないわけではない。なのに何故カウンターを撃ってこないのか? 闇(R)は奇妙な焦りと苛立ちを感じていた。 「無効化されたので、もっかいキャラクターセットです」 何事もなかったかのように相手が手札から繰り出すカードは・・・ オルバ・フロスト! リロール兄弟、再成立である。 看破は無駄撃ちであった。 更に、涼しげな声で相手が続ける。 「バビロン使います」 『な、な、なんですと〜!』 闇(R)の迂闊さ、ここに極まれり、である。 相手が赤を使っている以上、当然バビロンも警戒してしかるべきである。 しかし、 相手のカウンターに気をとられるあまり、 相手がバビロンを使う可能性など、微塵も考えていなかったのだ。 この時の闇(R)にとっては、まさに青天の霹靂であった。 凍りついたのは数秒ほどだったろうか。 闇(R)の手が意識とは無関係に動きだしていた。 本国から1コストを払い、手札から必死の抵抗を試みる。 精神的な混乱に押し潰されそうになりながら、ダミ声でつぶやく、 『バビロンに、逆シャア・・・です』 「鉄仮面です」 相手は涼しい顔である。 こしゃくな小僧め・・・ 思わずつぶやく闇(R)はすっかり悪のヤラレキャラと化している。 相手の鉄仮面を撃つカウンターカードは闇(R)の手にはない。 看破は先程、無駄撃ちしている。 恐らく、ここで先程の看破を撃ったとしても、 相手の手札にはソレをも打ち砕くカウンターカードが用意されていたことだろう。 その後は、完全に相手のなすがままであった。 アクシズからの使者、撤退命令に翻弄され、 茶色の兄弟が常に起きているため、攻めることもできず、 こちらは毎ターン、兄弟に削られた。 2枚目のバビロンを引くこともなく、1戦目、敗北。 ★★★ ☆☆☆ ★★★ ☆☆☆ 2戦目、相手はサイドから転向を投入。 闇(R)は撤退命令、部品ドロボウをフルに詰め込み、 相手の手を止めながら、転向で奪われたユニットを奪い返すという苦肉の策。 (奪い返しても手札に戻るので、再度配備コストはかかるのだが・・・) しかし、肝心のユニットが引けず、 ようやく回ってきたウイング0は相手の計算通り転向で奪われ、 茶色と白、3体のガンダムにタコ殴りにされて無様な2連敗・・・・・・。 目標として掲げた「1勝」が巨大な壁となって眼前に立ちはだかっているのを、 いかに鈍チンな闇(R)であっても、ひしひしと実感せずにはいられなかった・・・。 ※(しつこいようだが)注※ この物語はあくまでもフィクションである。 登場する人物、団体、地名などは実在するモノと限りなく似ているかもしれない、 けれどもそれはアナタの気のせいである。 当然、敬称は略させていただくのでどうかお怒りにならないよう。 <次回予告> 屈辱の2タテ2連敗で迎えたスイスドロー3回戦・・・ 更なる「茶」の恐怖が闇(R)を襲う! 彼は、このまま負け犬への道を転げ落ちていくのみなのか?! 次回 『闇(R)、行きま〜す』 第10話 “月は出ているか?” ・・・キミは刻の涙を見る・・・ |
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