闇(R)、行きま〜す

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作: あぽぴXIII     
 
 

第17話 ★ 戦線の拡大
 
 


  GW公認大会inカ○ト・・・(注:諸事情により伏字。。。今更?)

  1勝1敗(2−2)で迎えた3回戦。

  ここで勝ってイキオイに乗ることができるか、

  それとも、これを落としてそのままずるずると崩れていくのか、

  ともかくも、ここがふんばりドコロである。

  対戦相手にとっても、それは同じであろう。

  ・・・席につくと、対戦相手がやってきた。

  清潔感バッチリの優しい笑顔の好青年。

  闇(R)はこの手のオトコに弱い・・・。

  キャラ的に、すでに負けている気がするから、という理由らしい。

  だからと言って、

  不細工で見るからに不潔そうなオトコには負ける気がしない、

  というワケでもないのだが・・・。

  ・・・張り詰めた緊張感の中、デュエルがスタートする。

  先攻は相手。 両者ともマリガンはなし。

  闇(R)の初手にはGもユニットもあり、

  あとは破滅を待つばかりといった具合である。

  相手がGをセット。 青である。

  『今日はどこかで青の大安売りでもやってるのかしら?』

  己の不運に、

  思わず憮然とする闇(R)であった。

  ★★★   ☆☆☆   ★★★   ☆☆☆

  序盤は闇(R)のペース。

  サイド3が宇宙に浮かび、

  核ザクとイフリートが出て、それぞれ地球・宇宙から
 
  地道に本国と捨て山を削っていた。

  とは言え、青の回復力を思えば、

  まだまだ、ほんのささやかなダメージでしかないのであるが・・・。

  相手の場には、青と黒のG。

  『青黒って?』

  瞬時に相手のデッキ内容を予測できない・・・

  おのれのへなちょこ具合がもどかしい闇(R)である。

  『とりあへず核には気をつけよう♪』

  その程度である・・・。

  相手の4ターン目、

  ユニットが出る・・・。

  フルバーニアン!(U-133) 8弾のエースである。・・・らしい(デッキ101参照)

  高機動、リロール効果を持つ、やっかいなユニットであることは間違いない。

  地形適正が宇宙にしかないのがせめてもの救いであろうか。

  対抗手段がないワケではない。

  ザクレロを引き、

  ニムバスを乗せるか、

  あるいは、黒三(オペ)が貼れれば、

  倒せないことはない・・・。

  (Fbがいつまでも無人のままであれば、のハナシではあるが)

  運命のドロー、

  引いたのは、破滅の終幕。

  迷わず撃ちたいトコロだったが、

  「早い、早すぎるよ、闇(R)サン」

  アタマの中で、誰かがそう囁いていた。

  もっとも、破滅を撃つにはGが1枚足りない・・・。

  イフリートのみパンチ。

  削った自軍捨て山に月面Gがちらりと見えて、背中が少し寒くなる。

  やはり没収は必須なのか、と思わずにいられない。

  相手ターン、

  青Gセット、アナハイム青発生で、カミーユ出現。フルバに乗り込む。

  『・・・それでアタシに何をしろと?』

  もはや負け決定か、と闇(R)は早くも諦めモードに突入する。

  Fbカミーユパンチを食らって相手ターンは終了。

  闇(R)のドロー。引いたのは月面G。

  ここで手札を眺め、闇(R)はしばし瞑想する。

  手札は4枚。月面、破滅、メギド、オルバ・フロスト・・・

  『・・・ん?オルバ・フロスト???』

  毎度のコトではあるが、気づくのが遅い。

  オルバ・フロスト・・・。

  [ (自動D):このカードがプレイされて場に出た場合、

  ロール状態のキャラクター1枚を破壊する事ができる。 ]

  つまり、カミーユ・キラーである。

  フルバーニアンのリロール効果は戦闘フェイズのみ。

  つまり、配備フェイズにオルバセットでカミーユ破壊、である。

  『・・・ニヤリ♪カミーユ・ビダン、恐れるに足らず!』

  浅はかである、・・・がその時の闇(R)は気づかない。

  オルバ・フロストをイフリート改にセット。

  効果でカミーユ破壊・・・・・・と、なる予定だったのだが、

  「カットイン、カミーユにダミーを使います。」

  『・・・ダミー?・・・カミーユが変形するのかぃ?』

  それは「ダニー」である・・・(汗)。

  カミーユは手札に戻る。

  闇(R)は崩れ落ちそうになっていた。

  『・・・そぅだワ、大賢者サマが言ってたワヨ・・・ダミーにゃ気をつけろって』

  一瞬の混乱に陥った闇(R)は、この後、痛恨のミスをしでかす。

  カミーユが破壊されず手札に戻ったとは言え、

  このターン、闇(R)は月面Gで戦闘フェイズに国力を発生させれば、

  破滅を撃つことができたのである。

  いかに不死身のカミーユと言えども手札にいては効果を使えない。

  破滅効果で他のカード同様、捨て山に落ちていたはずだった・・・。

  一体、何が彼をそうさせたのか?

  配備フェイズに月面セット、ロールして緑発生、

  メギドの炎!

  戦闘フェイズ、核ザクとメギド効果のサイド3が宇宙へ・・・

  攻撃力*の核ザクに対して相手がFbを起こすはずもなく、

  サイド3は落ちて10点ダメージ。

  全くイミのない10点ダメージである。

  破滅を撃たずにメギドを落としたところで、

  次の相手ターンには確実に再びカミーユがFbに乗るのである。

  『・・・ああ!何やってんの?!』

  気づいたのはサイド3が落ちてからである。

  未熟なり、闇(R)。

  メギド落としを食らったことで、相手の闘争心に火がついたのだろうか?

  次のターンから、相手の怒涛の反撃が始まった。

  ・・・まずは混戦、そしてFbにカミーユ。

  ・・・戦線の拡大、そしてリロールイン・ガブスレイ。

  ・・・混戦を維持するリロール状態のGがなくなると、混戦にダミー

  混戦は手札に戻り、相手ターンリロール後、再び混戦・・・

  闇(R)がいかに鈍感なオトコでも、さすがにここまで来ると気づいていた。

  『これって混戦Fb?!』

  まさに、闇の大賢者から闇(R)が初めに伝授されたあのデッキである。

  混戦Fbの理想的な使い方、とでも言うべきものを

  ただ呆然と眺めるしかない闇(R)であった。

  まさに、完敗である。

  ★★★   ☆☆☆   ★★★   ☆☆☆

  2戦目。

  一体何をどうしたら勝てるのか?

  全く想像もつかないまま、闇(R)はサイドからシャギア・フロストを投入。

  『リロール兄弟ならば、混戦を貼られたところで痛くも痒くもないはず・・・』

  という単純な発想によるものである。

  更に女スパイを投入。

  破滅前にカミーユが出なければなんとかなるのでは?

  ・・・というこれまた安易な発想からであった。

  モンダイはそれだけではなく、

  基本的にユニットの攻撃力でも負けているのだが、

  それはこの際、どうしようもなかった。

  早めにガッシャを引くことを祈るしかない。

  そのガッシャが、初手に入っていた。

  しかも、フロスト兄弟も揃っている。

  Gが2枚しかなく、

  ドロー効果カード(サイド3、ララアの導き)もなかったが、

  『まぁ、なんとかなるでしょ♪』

  と、タカをくくってしまったのが悲劇の始まりであった。

  G2枚でストップ。

  引けども引けどもGは出ず・・・、ついに毎ターン、ディスカード。

  完全無欠のG事故であった。

  ・・・結局そのまま、

  Fbに乗ったカミーユと無人のガブスレイに蹂躙されるがままとなり、

  何もできずに終了・・・。

  闇(R)自身の未熟さを露呈しただけの惨めな敗戦となった。

  

  3回戦を終えて、1勝2敗(2−4)

  もはや後がない闇(R)であった・・・・・・。

  

  





 <次回予告>

  己の不覚を嘆く暇もなく、

  次なる戦いの舞台へと上がる闇(R)

  そこに待っていたのは、サイコミュの逆襲であった・・・・・・。


  次回 『闇(R)、行きま〜す』   第18話 “謎の声”


  ・・・キミは刻の涙を見る・・・


 
     
 





 

闇(R)、行きま〜す

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作: あぽぴXIII    
 
 

第18話 ★ 謎の声
 
 


      3回戦を終え、1勝2敗(2-4)

      もはや、がけっぷちである。

      迎えた4回戦、対戦相手はどこかで見た青年・・・

      考え込むまでもなく、すぐに思い出した。

      本日2回戦目の対戦相手「陽気な葬儀屋風な青年」のお友達である。

      こちらは、「死者への手向け風」(謎)だが、

      やはり類友だろうか、よく喋る。

      よく喋るオトコとのデュエルには普段から慣れている闇(R)ではあったが、

      追い詰められた状況での相手の減らず口は精神的に参る。

      どうにか平常心を維持しつつ、1戦目・・・

      序盤からサイド3も引き、

      イフリート・核ザクで殴る黄金パターン。

      相手の出遅れも手伝って、

      中盤にはイフリートにニムバスが乗り、

      2回ほど殴った後、相手の場が揃いつつあるのを見計らって「破滅」!

      相手の場からは出てきたばかりのキュベレイが

      プルツーを乗せたまま、寂しそうに捨て山へと流れて行った。

      こうなればもはやこちらのものか・・・、

      速攻でGを引き、次のターンには核ザクを引く鬼っぷり♪

      無人の宇宙を核ザクが蹂躙し、

      まずは快心の1勝であった。

      ★★★   ☆☆☆   ★★★   ☆☆☆

      2戦目。

      序盤は好スタート。

      ザクレロが出て、サイド3、

      そしてイフリートも引く。

      これはまたもや勝ちパターンか♪

      闇(R)は内心ほくそ笑んだが・・・

      世の中、そんなに甘くはない。

      闇(R)の人間力も、ここまでであった。

      破滅が来ない・・・。

      メギドもない・・・。

      引けども引けども、G、そしてユニットばかり。

      まずい。

      このままでは、運良く破滅が引けたとしても、

      破滅後に引くGとユニットがなくなってしまう・・・。

      焦る闇(R)を尻目に、相手の場は揃っていく。

      またもや、白いキュベレイにプルツーが乗る。

      そして次のターンには、

      なんと8弾ゲーマルクにハマーン様が・・・・・・。

      闇(R)には為す術がない。

      闇(R)の緑色の軽量ユニットはまるで蚊トンボのように

      次々と相手のサイコミュによって撃ち落とされていく。

      「破滅さえ引ければ・・・」

      闇(R)の祈りもむなしく、破滅は引けない・・・。

      相手が月面Gを回し、「緑」と宣言する。

      「緑?緑??・・・サイコミュデッキにノリスでもあるまいし・・・」

      出てきたカードは、緑のオペレーション

      「謎の声(O-10)」であった。

      「それ、なんですか?」

      思わず、素で聞いてしまう闇(R)である(汗)

      「死者への手向け」がにこやかに微笑みながら見せてくれたその効果は、

      (自軍防御ステップ):《R 》ターン終了時まで自軍の全ての「サイコミュ」によってダメージを与える対象を、

      「交戦中のユニット」から、「自身が戦闘フィールドにいる場合、敵軍本国」に変更する。

      ・・・・・・つまり、闇(R)の本国は

      ゲーマルクとキュベレイに殴られた上、サイコミュのダメージまで受ける、ということであった。

      もはや、打つ手なしであった。

      が、最後の頼み、破滅を引ければ

      「まだだ、まだ終わらんよ!」である、かもしれない・・・。

      投了はせず、最後まで足掻いてみた闇(R)ではあったが、

      ついに、最後まで破滅を引くことはなかった・・・・・・。

      ★★★   ☆☆☆   ★★★   ☆☆☆

      3戦目。

      なけなしの闇(R)の人間力は、すでに底をつきたのか?

      初手、緑G1枚・茶G1枚でOKしたのが甘かったのだろうか?

      見事なまでに、2Gストップ。

      あれほど待ち望んだ破滅が手札に2枚貯まっても、

      G2枚ではどうしようもない。

      結局、最後まで何もできぬまま、

      2Gのままで、敗北・・・・・・。

      闇(R)よ、

      もはや、命運も尽きたか。





<次回予告>

  4戦目にすべての人間力を使い果たしてしまった闇(R)・・・

  もはや、立ち上がる気力も残されてはいないのか?

  スイスドロー最終戦、意外なオトコが傷ついた闇(R)の前に立ちふさがる!?


 次回 『闇(R)、行きま〜す』   第19話 “過ぎ去りし流星”


 ・・・キミは刻の涙を見る・・・


 
     
 





 

闇(R)、行きま〜す

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作: あぽぴXIII    
 
 

第19話 ★ 過ぎ去りし流星
 
 


  公認大会inカル○、最終戦・・・。

  すでに負け越しが決定してはいたものの、

  闇(R)の闘志は未だ燃え尽きてはいないようであった。

  「ひとつでも多く勝つ♪」

  追い詰められた闇(R)に、最後の戦いへと向かう気力が沸いてきていた。

  下位テーブルにありがちななごやかな空気の中、

  闇(R)は指示された席についた。

  対戦相手は・・・

  またもや、どこかでみた顔である。

  数時間とはいえ同じ会場に居合わせた者同士、

  何度もすれ違ったり顔を合わせる機会もあるだろう。

  と、思いかけた時、

  闇(R)に1回戦の記憶がよみがえっていた。

  1回戦、

  隣に座っていた「青い虚勢・SIG」の対戦相手・・・。

  白いガンダムを駆る少年である。

  ここへ辿り着いたということは、彼もあの1勝の後、全敗なのだろうか。

  いずれにしても、SIGを倒した相手である。

  意地でも負けるわけにはいかない、

  と、闇(R)は自然とシャッフルをする手にも力が入る。

  

  1戦目、先攻。

  が、序盤から微妙にG事故であった。

  相手もまた、微妙に事故らしい。

  白Gが2枚出たままで止まっている。

  しかも1枚はユニットG(G-16 サンクキングダム国民)である。

  1/0/1のユニットとして出撃でき、自軍配備フェイズの間のみ国力を発生する。

  相手は、青Gが欲しいところだろう。

  闇(R)は茶Gが欲しかった・・・。

  緑G2枚、

  ザクレロとイフリートが出て地道に相手本国を削る。

  相手は宇宙にL-3コロニーとMO-IIIのみ。

  ザクレロとイフリートは止まらない。

  黒い三連星(O-22)を貼って終了すると、

  次のターン

  何を思ったか相手がユニットGを出撃させてきた。

  迷わず、黒三で焼く。

  「え〜っ、焼くの〜?」

  相手の悲鳴まじりの叫び。

  焼きは当然である。

  この状況でG1枚の損失は大きいはずだ。

  

  中盤になっても、流れは変わらなかった。

  相手はようやく青Gが来て、

  リボーコロニーと月の支援者で回すも、後が続かず。

  闇(R)も破滅を撃つまであと1枚の茶色待ち。

  メギドを撃てるだけのGはあるが、

  肝心のメギドも、落とすべきコロニーもない。

  ザクレロにニムバスが、イフリートにローラ・ローラが乗って

  毎ターン、わずかずつではあるが確実にダメージを与えつづけている。

  そのまま・・・

  戦況には何の変化もなく、

  地道に殴り切って、闇(R)は辛うじて1戦目を勝利した。

  お互い、相手のデッキが何なのかすらわからぬままに

  1戦目は終わってしまっていた。

  

  ★★★   ☆☆☆   ★★★   ☆☆☆

  

  よくわからないが、相手は青白である。

  SIGとの対戦の時には、白いガンダムが数枚並んでいるのが見えた。

  白いガンダムが出てくるまでに手札を揃え、

  ガンダム登場後、破滅が撃てさえすれば、

  相手が再び場を構築することはほぼ不可能ではないか・・・

  と、闇(R)はいつもの浅知恵で考えていた。

  そう、「破滅さえ撃てれば」 と。

  

  2戦目、

  初手に破滅が入った。

  茶色Gが1枚、緑が2枚。

  サイド3と、月のマウンテンサイクル。

  攻撃ユニットはないが、ここはGO!であろう。

  相手も迷いつつOKし、デュエルスタート。

  相手の先攻・・・、Gセット、リボーコロニー。悪くはなさそうだが・・・。

  闇(R)のターン、

  ・・・後攻ドローで核ザクを引いた。

  コロニーがいては核ザクも無力・・・

  時、すでに遅しである。

  微妙に雲行きがあやしい、と闇(R)は思っていた。

  

  中盤、

  不安的中であった。

  またもや、茶Gが出ない。あと1枚が、足りない・・・。

  決して投入枚数が少ないワケではない(はずである)。

  その間に相手の場にGが揃い、

  8弾ウイングガンダム登場。

  『・・・マズい、マズいぞ〜〜〜(汗)』

  焦る闇(R)をあざ笑うかのように、

  引いたカードはオルバ・フロスト。

  これも茶色の指定国力2である。

  初手から手札に大事にとってある月のマウンテンサイクルも

  茶色の指定国力2・・・・・・。

  たった1枚の茶色Gが足りないばかりに、

  まったく身動きがとれなくなっている。

  そうこうする間に相手の場には、

  ガンダムデスサイズヘル(BB)が登場。

  殴り合いでは、とても太刀打ちできない・・・。

  終盤、

  盾となるユニットももはや闇(R)の場にはなく、

  このまま、2体の白いガンダムにやられるのかと思い始めた頃・・・、

  トドメの一撃は、予想外の所からやってきた。

  『O-1:過ぎ去りし流星』

  コロニー落としである。

  L-3コロニーが、MO-IIIが落ちてくる!!

  20ダメージ、

  残り本国は数枚・・・。

  そこに茶Gはあるのだろうか?

  いや、たとえあったとしても、もう遅い。

  闇(R)は、GW歴始まって以来、

  初めての「投了の屈辱」を味わったのである・・・。

  

  ★★★   ☆☆☆   ★★★   ☆☆☆

  

  3戦目。

  『オレに破滅を撃たせろ〜!!』

  『オレにメギドを撃たせろ〜!!』

  念じながらデッキをシャッフルする闇(R)は修羅の形相であったと言ふ・・・。

  泣いても笑っても、これが最後の勝負。

  順位とはもはや関係のない戦いではあったが、

  この一戦の勝ち負けには大きな意味があると

  闇(R)は思っていた。



  先攻でスタート。

  が、初手に緑Gがない。

  あるのは茶G1枚のみ。

  たまらず、ここはマリガンする。

  5枚、引き直し。

  ・・・緑G2枚、茶G2枚・・・今度はGばかりである。

  残る1枚は、本日大活躍のイフリート改。

  逆G事故の恐れがなくもないが・・・

  ここは、己のデッキを信じるより他ないようであった。

  2ターン目のドローでサイド3を引く。

  『良いわよ〜良いわよ〜♪』

  2枚目のGをセットし、イフリートとサイド3が出る。

  エンド時、サイド3効果でドロー・・・

  『♪』

  破滅を引く。

  ツキが戻りつつあるようだった。

  

  中盤、

  今回は相手もナカナカ順調な回りらしい。

  順調に場を整え、

  6ターン目にはエピオン(8弾)が登場、

  しかもご丁寧にゼクス・マーキス(8弾)が乗り込んでいる。

  1,2戦目までの闇(R)であれば、ここで顔面蒼白になっていたことだろう。

  しかし、今回は違っていた。

  場には既に2枚の茶Gが出ている。

  そして手札には、切り札の「破滅の終幕」がある。

  『エピオン恐るるに足らず♪』

  心の中で叫びつつ、闇(R)のターン、

  ドローしたカードは、月のマウンテンサイクル。

  『さて、どうしたものかしらん?』

  悩むまでもない・・・。

  月のマウンテンを使わぬまま破滅で捨て山に沈めるのも惜しいが、

  イフリート改の効果で捨て山には何もないのだ。

  『戦闘フェイズに入りま〜す♪』

  「どうぞ」

  攻撃ステップ、

  地球からイフリート改

  そして、『破滅』を撃つ。

  「え?何ですか、それ?」

  素で訊かれて、思わず闇(R)はニヤリとしてしまう。

  嬉しそうに『破滅』を相手に見せる闇(R)、

  まじまじとカードのテキストを読む相手の少年の顔は、

  対照的に苦痛に歪んでいく。

  闇(R)はすっかり、子どもを苛める意地悪なオッサンと化している。

  『・・・というワケで・・・』

  イフリート改が相手本国を削る、

  と思いきや・・・

  「防御ステップ、トールギスIII出ます」

  『なぬっ?』

  敵軍防御ステップのみクイック・リロールイン効果をもつトールギスだ。

  どうせ破滅で捨て山行きならば、と、相手も半ばヤケクソらしい、が。

  イフリートが・・・やられた。

  ここで3点削れなかった事が、後でどんな影響を及ぼすだろうか・・・。

  そして、エンド時、

  破滅の効果で手札と場の全てのカードが捨て山へ落ちていく。

  トールギスIIIとウイング0とヒイロ、そして6枚の相手のGが捨て山に沈む。

  こちらはサイド3と5枚のG。

  ・・・さて、

  ここからは引き勝負である。

  相手ターン、イキナリGが出た。

  白Gなのがせめてもの救いである。

  闇(R)のターン、緑Gを引いた。

  相手ターン、またもや白G。

  こちらはサイド3を引く。そしてサイド3ドローで緑Gゲット。

  相手もL-3コロニーを引いた。

  お互い、ナカナカの引きっぷりである。

  『ユニット〜!』

  闇(R)は3枚目のG(茶色)をセットするも、ユニットが引けない。

  相手は順調にGを並べている。

  先に白のガンダム系ユニットを出されてしまえばそれまでである。

  相手は4枚目のGをセット。

  白2枚、青1枚、月面Gである。

  あと1枚、白が出たらまずい。

  闇(R)のターン、引いたのはディアナ排斥計画・・・。

  『違ぁ〜〜う!』

  相手ターン、

  Gは・・・出ず。とりあえず1ターン生き延びた。

  闇(R)も4枚目のGを引き、

  これで場には緑2、茶1、月面G1。

  だが、ユニットがいなければどうしようもない。

  残り本国はお互いに十数枚といったところだろうか。

  序盤のイフリートの攻撃分だけ、やや闇(R)の本国が厚いようだが・・・、

  白いガンダムに殴られれば簡単に逆転されてしまうだろう。

  相手ターン、5枚目のGが出る。しかも白!

  ガンダム系ユニットが出せる国力である。

  が、そのまま相手はエンド宣言。

  2枚ある手札はいずれもユニットではなかったのだろうか?

  あるいは6国力のユニットなのかも知れないが。

  『ユニット〜〜!!!』

  祈るような気持ちで闇(R)のドロー・・・・・・

  引いたカードは、『メギドの炎』

  ユニットではない・・・が、

  メギドの炎のコストは『1・4・0』

  場にはサイド3があり、相手の場にはL-3コロニーが浮かぶのみ。

  『行ける!』

  メギドを撃とうとした、その時、

  一瞬、破滅前の記憶が闇(R)によみがえる。

  もしも、今、相手の手札にトールギスIIIがあったら・・・

  メギドで落ちるサイド3は、止められてしまう。

  だが、このまま使わずにいてどうなると言うのだろうか、

  いずれにせよ、相手がユニットを出してきた時点で闇(R)の負けはほぼ決定的なのである。

  月面Gをロール、

  『サイド3にメギドの炎!』

  相手は・・・

  本国に手を延ばす。通ったらしい。

  10ダメージで、相手の残り本国は1ケタである。

  『このままっ!』

  何が、このままなのかよくわからなかったが、

  闇(R)はそう祈らずにはいられなかった。

  相手ターン、ドロー。

  何とも言い表しようのない緊張感が漂う・・・。

  そして、エンド。ユニットは引けないらしい。

  闇(R)のターン、ドロー。

  引いたのは、3枚目のサイド3。即、サイド3セット。

  『サイド3ドローでメギドを引いたら面白いだろうな』

  などと下らない事を考えたのがいけなかったのだろうか、

  サイド3ドローで引いたのはニムバス・シュターゼン・・・。

  サイド3に乗せろとでも言うのか・・・。

  相手ターン、ドロー。

  「よしっ」

  と小さくつぶやく声が聞こえ、闇(R)はぎくりとする。

  相手のプレイ、出てきたカードは・・・

  カトル・ラバーバ・ウィナー(BB)!!

  効果は、

  (自動B):このカードをプレイする場合、このカードのセット先として自軍ジャンクヤードにあるユニット1枚を、

  通常のコストを支払ってリロール状態で場に出し、このカードをセットする事ができる。

  ジャンクヤードにあるユニットは・・・

  序盤、イフリート改の効果で捨て山から削られた、ウイングガンダム0(BB)!!

  大気圏突入と、戦闘エリアにいる場合、艦船・拠点を持つユニット1枚を破壊する、

  という何だかイヤな効果を持つ。

  格闘値はカトルが乗って「8」、

  2度殴られれば、恐らく終わりである。

  『負けなのか?!』

  半ばあきらめかけた闇(R)は手札を見る。

  『負けてないぢゃん♪』

  相手戦闘フェイズ、攻撃ステップ、

  リロール状態のウイング0が地球から攻めて来る。

  今だ、(月面Gロール、茶色発生)必殺!『ディアナ排斥計画!!』(汗)

  『(攻撃ステップ):自軍ユニット中コストの合計値が1番高いユニット1枚を本来の持ち主の捨て山の下へ移す。

  その場合、敵軍ユニット中コストの合計値の1番高いユニット1枚を本来の持ち主の捨て山の下に移す。』

  闇(R)が捨て山に沈めるユニットはサイド3。

  そして、相手のウイング0とカトルが捨て山の底に沈む。

  相手本国はカトルとウイング0のコスト分減って、残り数枚。

  『このまま〜!このまま〜!』

  もはや闇(R)は『このまま教』の信者状態である。

  祈りが通じたのか、

  結局、以後はそのままで相手の本国が先になくなり、

  最終戦は闇(R)が『○×○』で勝利した。

  

  闇(R)にとって2度目の公認大会は、

  2勝3敗(4−7)、順位不明という結果に終わった。

  

  長い長い戦いの一日が終わった。

  しかし、まだ

  闇(R)の果てしない挑戦は続く・・・・・・。

  栄光の十字勲章Gゲットへの道のりは、

  まだ遠い・・・・・・。
 









<次回予告>

 2度目の公認大会を不甲斐ない結果で終えた闇(R)。

 そんな彼を待ち受けていたのは、

 伝道師トゥーン・シンの鉄拳制裁だった?!(謎)


 次回 『闇(R)、行きま〜す』   第20話 “黒い覇道”


 ・・・キミは刻の涙を見る・・・


 
     
 





 

闇(R)、行きま〜す

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作: あぽぴXIII    
 
 

第20話 ★ 黒い覇道
 
 


  GW歴02年5月某日・・・。

  闇(R)は、いつものカードカ○トへと出撃していた。

  GW公認大会ではない。

  その日は、team-Yummysの一大イベント、

  『闇オフ5・最強決闘者襲撃篇』が行われることになっていた。

  続々とメンバーが集まる中、

  闇(R)のケータイに闇メールの着信があった。

  ついに、彼がやってきたのである。

  実に半年ぶりの光臨となる、

  伝道師、トゥーン・シンその人であった。

  伝道師の光臨を前に、闇のGW使徒である闇(R)は、

  大阪Yummysほぼ全員の洗脳に成功していた。

  かぷちーの将軍にはボルジャーノンデッキとグラブロデッキを、

  大阪Yummys最強の漢、richiには赤茶ロイヤルガードデッキ改(謎)を、

  そして、神の記述へと走っていた闇の王子す〜じ〜には黒単ウイニーデッキを

  半ば強引に与え、そして次々に洗脳したのである。

  

  が、しかし・・・

  闇オフ5は異種格闘技戦の様相を呈していた。

  大阪Yummys、及び伝道師トゥーン・シン、

  そして、Yummys名誉顧問であるCHITOSE・・・

  彼ら以外の参加者が、遊戯王での参戦を表明した為である。

  新潟からのスペシャルゲスト、グラブロ・YOGE兄弟、

  謎の決闘者すえぴ〜、

  チームWHITE WINGのネクスト・アルーとその仲間たち・・・

  いずれ劣らぬ、最強の襲撃者たちであった。

  それぞれが、最強決闘者の称号を目指し、

  激しく火花を散らしながら激突する!

  闇オフ5はかつてないほどの波乱を含みつつ、スタートしたのであった。

  

  ★★★   ☆☆☆   ★★★   ☆☆☆

  

  スイスドロー1回戦。

  闇(R)の対戦相手は謎の決闘者すえぴ〜である。

  すえぴ〜がGWの洗脳を受けていない為、遊戯王での勝負となった。

  闇(R)の脳裏によみがえったのは、KYUオフでの苦い敗戦の記憶であったろうか。

  十字勲章Gゲットを目指し、GW修行に明け暮れる闇(R)には、

  遊戯王のデッキを調整する暇などなかったに違いない。

  しかし、この日の闇(R)はあの時とは違っていた。

  1戦目こそ落としたものの、

  2戦目、3戦目を連取し、強敵すえぴ〜の迎撃に成功したのである。

  闇(R)のデッキ、『墓デス』は、いつのまにかほぼ完成していたのだ。

  主力モンスターやキーカードを次々にゲームから除外し、

  ファイバーポッドでリセット、あるいは現世と冥界の逆転で場をひっくり返す。

  墓デスがあまりにもイロモノデッキであったがゆえに、

  大会用のスタンダードなデッキ構成になっていたすえぴ〜にとっては、

  予想外に辛い戦いだったのではなかろうか・・・。

  

  ★★★   ☆☆☆   ★★★   ☆☆☆

  

  スイスドロー2回戦。

  対戦相手を見た瞬間、闇(R)の体を戦慄が走り抜けた。

  誰あろう、次の相手は伝道師トゥーン・シンその人だったのである。

  闇(R)がトゥーン・シンのデッキを直に目にするのは、これが初めてであった。

  かつて、洗脳強化の際に対戦したことがあるにはあったが、

  あの時のデッキは伝道師がその場で作り上げた即席のデッキだったのである。

  闇(R)の手が震えていた。

  『勝てるのか?』

  それ以前に、まともな勝負ができるのかどうか・・・。

  一方、トゥーン・シンは余裕の表情である。

  「どれにしよ〜かな〜♪」

  と、楽しそうにデッキを選んでいる。

  『そんなにデッキがあるの?』

  すでに闇(R)は伝道師のかもし出すオーラに飲まれていた。

  対戦がスタート。

  闇(R)はおなじみの緑茶破滅デッキである。

  対するトゥーン・シンのデッキは・・・

  緑Gがセットされた、・・・もしや、ジオンウイニー?

  1戦目、伝道師は微妙に事故っていたらしい。

  闇(R)は快調に回し、そして攻める。

  中盤、破滅を撃ち、その後の引きに助けられ、どうにか勝利することができた。

  イキオイにまかせたプレイが功を奏したのかもしれない。

  が、

  イキオイと引きの運だけで勝てるほど、伝道師トゥーン・シンは甘い相手ではなかった。

  2戦目、

  「これがジオンウイニーだ!」とばかりに

  トゥーン・シンの怒涛の猛攻が始まった。

  数少ない闇(R)のユニットは、ジオンの豊富な火力で次々に焼かれていく。

  『なんにもできないぃ〜〜〜』

  文字通り、反撃のいとまも与えられぬまま、

  あっけなく2連敗。

  結果、2−1で伝道師トゥーン・シンの勝利となった。

  経験値不足とプレイのセンスの差を痛感する闇(R)であった。

  

  ★★★   ☆☆☆   ★★★   ☆☆☆

  

  スイスドロー3回戦。

  相手は大阪YummysのHIRO・・・

  青緑高機動デッキを駆るツワモノであり、伝道師トゥーン・シンをして

  「流石♪」と唸らせた実力者である。

  まずはGWで対戦。

  展開の早さではユニットの軽さでわずかに闇(R)に分があった。

  核ザク、イフリートで序盤からダメージを与えつつ、

  相手の高機動ユニットはザクレロにニムバスを乗せて牽制。

  メギド、破滅が決まり、引き勝負となればやはり軽いユニットが早い。

  事情聴取で破滅を止められなかったのが幸いして、まず1勝。

  

  2戦目は異種格闘技戦らしくデッキを変えて遊戯王で勝負。

  HIROのデッキは

  ビックバンガールの効果で大ダメージを与えるコンボ性の高いデッキである。

  墓地からも場からもキーカードを削っていく墓デスとは相性が悪すぎたか。

  闇(R)がYummys総統の面目を保って、どうにか勝利した。

  

  ★★★   ☆☆☆   ★★★   ☆☆☆

  

  スイスドロー4回戦。

  相手はあのグラ師の弟、YOGE。

  闇(R)は本日初対面、初対決である。

  当然、遊戯で勝負。

  1戦目、

  やはりイロモノデッキはある種の奇襲攻撃なのだろうか。

  闇(R)の墓デスが炸裂し、見事勝利した。

  が、相手は流石にグラブロの弟と言うべきか。

  2戦目は逆に闇(R)を翻弄する華麗なプレイングを見せつける。

  非常食コンボが決まって、闇(R)はあっけなく敗北。

  3戦目、

  『これが、若さか・・・』

  思わずつぶやく闇(R)

  もはや墓デスは通用せず。

  完全にYOGEペースのまま、何もさせてもらえずに終了。

  長丁場に疲れたなどと言い訳じみたセリフを吐きつつ闇(R)は敗北。

  情けない限りであった。

  

  ★★★   ☆☆☆   ★★★   ☆☆☆

  

  スイスドロー5回戦。

  いよいよこれが最終戦。

  優勝を争うのは全勝同士の対決となった、

  スペシャルゲスト・グラブロと我らがYummys最強の漢richi 。

  だが、

  すでに2敗した闇(R)には、もはや優勝などどうでもよくなっていたのであった。

  最終戦、対戦相手は

  闇(R)の宿命のライバル、SIG。

  『青単微妙にブーストデッキ』を駆るSIGに対して、

  5国力ないと始まらない破滅緑茶で挑む闇(R)・・・

  果たして、勝ち目はあるのだろうか・・・。

  

  が、始まってみれば、SIGのG事故にも助けられ、

  一方的な闇(R)のペースであった。

  メギドを落とし、破滅で除去、という

  まさに教科書通りのプレイで闇(R)がまず1勝。

  

  2戦目、

  SIGの希望もあり、遊戯のデッキで勝負することに。

  SIGのパワー系スタンダードデッキに対し、墓デスは分が悪いのだが・・・。

  予想通り、魔法への依存度が高い墓デスに対して、

  モンスターのパワーで殴り切るSIGのデッキは脅威であった。

  長期戦に持ち込めなければ、パンチ力のあるデッキには適わない。

  ネズミで回され、ならず者、そしてトドメはリリーに殴られて

  2戦目は闇(R)が敗北する。

  

  3戦目、

  ここで再びGW対決を挑むのが勝利への近道であることは

  闇(R)にもわかっていた。

  しかし、

  かつて遊戯王カードにおいて、SIGの師であったこともある闇(R)のプライドが、

  再度、遊戯での対戦を望んでいた。

  『遊戯で勝負よ♪』

  3戦目、スタート。

  勝つには、中盤までの攻撃をしのぎつつ持久戦に持ち込み、

  キーカードを除去したのち、ファイバーもしくは逆転しかない。

  ・・・・・・

  長い戦いとなった。

  序盤のピンチはファイバーによるリセットで何とかしのぎ、

  2周目、怒涛の墓デス!(除去)

  魂の開放が炸裂する。

  レッサーデーモンが殴り飛ばす。

  そして・・・

  闇(R)は執念の勝利をおさめた。

  

  ★★★   ☆☆☆   ★★★   ☆☆☆

  

  結果、

  闇オフ5・最強決闘者の座は『金色の悪魔・グラブロ』がゲットした。

  5戦全勝、1セットすらも落とさなかった無敵ぶりには驚かされたが、

  この後、新潟へ帰還してからもグラブロは連勝街道を驀進し続けることになる。

  その連勝記録は、

  約2ヵ月後の遊戯王地区予選まで続く偉大な伝説となるのであったが、

  それはここで語られるべきではないだろう。

  Yummys最強の漢・りっち〜師匠ことrichi は

  グラブロに敗れ惜しくも準優勝であった。

  しかし、4勝1敗は彼唯ひとりである。『最強の漢』の名は伊達ではない。

  以下は3勝2敗が5人もいるという混戦状態であったが、

  勝ち数の差で

  グラブロの弟・YOGEと

  WhiteWingのRYOが

  同率3位となった。

  

  さて、

  闇(R)も実は3勝2敗である。

  が、

  同じく3勝2敗の結果に終わった伝道師トゥーン・シンの

  『優勝しなけりゃ2位もビリも同じ♪』

  というセリフがすべてを物語っていた。

  そう、

  デュエリストたる者、2位や3位になる為に戦うわけではない。

  優勝する為に、戦うのである。

  『それが我々の覇道なのだ・・・。』

  トゥーン・シンの言葉を胸に刻み、

  更なる修行を心に誓う闇(R)であった・・・・・・。






  <次回予告>

  闇オフ恒例、『トリ屋デュエル』の模様は、頁の都合上割愛させていただく。。。(涙☆)

  ・・・・・・

  1ヶ月後に迫った『GWチャンピオンシップ大阪地区予選』に向けて、

  闇(R)が、そして大阪Yummysがついに始動する!

  しかし、

  そこには恐るべき陰謀が待ち受けていた!?



 次回 『闇(R)、行きま〜す』   第21話 “黒い三連星”


 ・・・キミは刻の涙を見る・・・


 
     
 





 

闇(R)、行きま〜す

[ggg] 

 
 
作: あぽぴXIII    
 
 

第21話 ★ 黒い三連星
 
 


   GW歴5月下旬・・・

  6月22日に開催される『GW公式チャンピオンシップ大阪地区予選』まで、

  あと一月と迫っていた。

  闇(R)は、いつものカ○トでの集会後、

  いつもの『トリ屋』にて、

  Yummys最強の漢・richi と青い巨星・SIGから

  自宅の住所を聞き出す事に成功していた。

  richi とSIGは、ともにパソコンを所有していない。

  つまり、GWチャンピオンシップへのオンライン申込ができない。

  『それぢゃ〜アタシが代わりに申し込んでおきましょ〜♪』

  という、闇(R)の勝手な老婆心であった。

  本人達の意思など知ったことではない。

  『大阪Yummysは早急に地区予選への申込をせよ』

  という、伝道師トゥーン・シンの指令は絶対である。

  まんまと住所を聞き出した闇(R)は、

  早速その翌日に、会社のパソコンからふたりの分のエントリーを済ませてしまった。

  ★★★   ☆☆☆   ★★★   ☆☆☆

  この頃、

  闇(R)の破滅緑茶デッキは、急速にその輝きを失いつつあった。

  デビュー当初は、その意外な展開の早さと

  圧倒的なリセット力と有無を言わせぬイヤらしさを武器に

  ナカナカの衝撃を周囲に与えたものだったのだが・・・。

  このところ、Yummysメンバー内でも負けることが多くなり、

  ついには、ほとんど勝てない状況にまで追いやられていたのである。

  コンボデッキの宿命か、

  否、

  これはすべてのデッキに言えることだが、

  どんなデッキにもキーカードが存在している。

  破滅緑茶の場合、それは当然『破滅の終幕』であり、

  何度も同じデッキで対戦を繰り返すYummysメンバーにとっては、

  「要するに破滅さえ撃たれなければ・・・」

  との認識に達するまでに、それほどの時間を必要とはしなかったのである。

  破滅が撃てない破滅緑茶など、

  中途半端なメギド入りの2色ウイニーでしかない。

  『このデッキでチャンピオンシップに挑戦するのは、いかがなものかしら・・・』

  身内相手とは言え、負け続けてしまった闇(R)は

  破滅緑茶に対して抱いていた自信をほとんど失いかけていたのであった。

  しかしこれも一時のコトで、

  近い将来、闇(R)の『破滅緑茶』は

  青の雨天野球場、緑のノリス・パッカード、そして茶色のターンAハンマーという

  強力なカードを加えて復活を遂げる日がやって来る。

  が、その日までは、しばし封印される事になるのであった。

  ★★★   ☆☆☆   ★★★   ☆☆☆

  破滅緑茶を封印した闇(R)に残されているデッキは、

  初の公認大会で使用して以来、ほとんど変化のない『カウンターウイング』と、

  あの冬の日、伝道師トゥーン・シンから授かった伝家の宝刀『ジオンウイニー』のみ。

  まず思いついたのが『カウンターウイング・ブースト化』であった。

  GW8弾・月下の戦塵が発売され、赤のG加速カード『ミネバ・ザビ』が注目を集めていた。

  女王の擁立、白の2国力Gと組み合わせ、赤と白のGをうまく配置することができれば、

  最速3ターンで白いガンダムが出撃する。

  いつものようにYummys名誉顧問であるCHITOSEからサンプルデッキのレシピを授かり、

  いつものようにあまり根拠のない無手勝流な微調整を施して、

  『カウンター・ウイング(ブーストVer.)』は完成した。

  が、しかし、

  最終調整を兼ねた身内でのデビュー戦において、

  闇の王子・す〜じ〜の駆る黒単ウイニーに対し、まさかの敗北を喫する。

  まだ洗脳間もないす〜じ〜に敗れたコトよりも、

  闇(R)自身が作ったシンプルな黒単ウイニーにあっさり負けたコトの衝撃が、

  闇(R)を完膚なきまでに打ちのめしていた。

  そう、す〜じ〜の黒単ウイニーは、闇(R)が製作したものだったのである。

  『ダメだわ。。。』

  結局、『カウンター・ウイング(ブーストVer.)』は、

  そのまま一度も勝利を収めることなくお蔵入りとなる。

  「やっぱ青白でしょう」

  名誉顧問CHITOSEのコメントが、闇(R)の胸に切なく響いていた。

  封印されたそのデッキが次に目覚めるのは、いったいいつになることだろうか・・・。

  ★★★   ☆☆☆   ★★★   ☆☆☆

  追い詰められた闇(R)に残されたデッキは『ジオン・ウイニー』のみとなった。

  ここで、闇(R)の脳裏を掠めたのは、闇オフ5での1シーン、

  Yummy将軍・かぷち〜のの一言だったという。

  かぷちんは言った。

  『シンさんのデッキ、面白〜い♪ザクがざくざく出てくる〜〜〜☆』

  ザクがざくざく・・・

  ザクがざくざく、ザクがざくざく・・・

  『こ、これだわ♪』

  闇(R)の中で、何かが弾けていた。

  ザクがざくざく、ザクがざくざく、ザクがざくざく、ザクがざくざく・・・

  まるで何かにとり憑かれたかのように

  『ザクがざくざく・・・』

  を延々と繰り返しながら、

  闇(R)は伝道師トゥーン・シンから授かった伝家の宝刀『ジオン・ウイニー』を

  すっかりバラバラにしてしまっていた・・・(汗。。。)

  

  さて、

  テーマは『ザクがざくざく』である。

  元々コストの軽いザク系ユニットを、序盤からいかに展開できるか。

  すべてはそこにかかっている。

  基本カードは1国力・リロールインのザクI 、

  そして、リロールイン・キャントリップ付のドップ、ガトル。

  さらにザクII 、ザクII 改をフル投入。

  2国力圏では、クイック・リロールインのシャア専用ザクII 、

  そして、クイックはついていないもののリロールインのザクI ランバ・ラル機、

  ウイニーの大敵である拠点ユニットを無視して

  本国に直接攻撃ができるザクII ガルマ・ザビ機も強力である。

  『ザクがざくざく、ザクがざくざく・・・』

  呪文のように唱えつづけたおかげだろうか、

  ザクだけは充分に集まっていた。

  計算では、1・2ターン目から確実にダメージを与えていくことができるはずだった。

  次なるモンダイは、『誰を乗せるのか?』であった。

  元のジオンウイニーに入っていたキャラクターは、

  シーマ(CH-28)、シャルロッテ(CH-66)、シャア(CH-68)

  ジーン(CH-67)、ドズル(CH-9)・・・などなどである。

  いずれも速攻性と何かしらの効果を併せ持つ強力なキャラクター達ではある。

  が・・・。

  『せっかくザクがざくざく出てるのだから、アレやりたいわねぃ〜♪』

  ミーハーな闇(R)的発想であった。

  アレ、とは・・・

  そう、『ジェットストリームアタック』であった。

  コロニー落としがオトコのロマンならば、

  ジェットストリームアタックはオトコの華である、

  と言うのが闇(R)の身勝手な思い込みであった。

  ジェットストリームアタックと言えば、7弾のガイア・オルテガ・マッシュ(黒三キャラ)。

  もはや説明は不要だろうが、

  3人とも、クイック付のキャラクターで、

  ガイアが場に出るとマッシュを、マッシュはオルテガを、オルテガがガイアを、

  それぞれ本国からサーチすることができるという

  反則的に強力な効果を持っている。

  さらに3人が同一部隊で出撃すると

  (いわゆるこれがジェットストリームアタック)

  それぞれ格・射・守の値に2ポイントずつの修正がつく。

  3人がザクII に乗ってジェットストリームアタックをかけた場合の攻撃力の合計は

  10点である。

  本来射撃値を持たないザクII でも10点なのだから、

  2番手・3番手のマッシュ・オルテガが射撃値付のユニットに乗れば、

  その破壊力は飛躍的に上昇するはずである。

  黒三キャラの国力は3なので、計算上は

  3ターン目から、10点以上のダメージを叩き出すことができるはずであった。

  いわゆるフツーのウイニーデッキにはないパンチ力である。

  このパンチ力を存分に発揮する為には、

  3ターンで3枚のGをセットしておく必要がある、というのは当たり前のハナシである。

  さて、

  50枚のデッキから初手に6枚のカードを引き、

  3ターン目のドローまでで確実に3枚のGを入手するには

  デッキに、いったい何枚のGが必要でしょうか?

  闇(R)のニガテな算数の出番であった。

  答えは18枚である。

  あくまで確率のモンダイなので、「絶対」ではないのだが・・・

  あとは人間力のモンダイである。

  人事を尽くして天命を待つ、ではないが。

  人間力を磨き、引けると信じれば引けるようになるものらしい・・・。

  ・・・ということでGは18枚に決定した。

  ウイニーとは思えないGの多さである。

  『まぁとりあへずネ。調整しながら減らせば良いし☆』

  と、闇(R)は考えていたようだったが、結局、このデッキは

  最終的にG16枚で落ち着くこととなる。

  それでもまだ、単色のウイニーデッキとしては多すぎるくらいなのだが。

  

  さて、

  更に闇(R)はネット上で有力な情報をキャッチする。

  その情報とは、8弾・月下の戦塵のキモ・カード(?)

  ギレン・ザビ閣下(CH-76)に関するものであった。

  ギレン・ザビ閣下の効果は、

  自軍G1枚を廃棄する毎に、戦闘エリア1つにいる全ての自軍ユニットが、+1/+1/±0を得る。

  というものであった。

  実際に、黒三キャラとギレン閣下を組み合わせたデッキレシピも発見した。

  ギレン効果でパンプアップしたジェットストリームアタックのパンチ力は計り知れない。

  20点以上は当たり前、いや、もしかすると30点ダメージも夢ではないかも知れない。

  単なる算数によって弾き出された18枚(現在は16枚)という

  いささか多すぎるGの枚数も、ここで生きてくる。

  余ったGはギレンのエサ(効果)に使えばいいのだ。

  しかも、他ならぬ『ギレン総帥』である。

  自称・正統なるジオン公国国民の闇(R)にとって、

  これはもはや外せないカードではないかとさえ思えてくるのだった。

  

  ユニットが決まり、Gの数とキャラクターも概ね決定した。

  ここで闇(R)は、もはや恒例となった闇の大賢者によるアドバイスを受けることにする。

  

  大賢者曰く、

  『黒三ウイニーにオススメなカードは「ヒットラーの尻尾(O-47)」ぢゃ〜☆

  ウイニーなら尻尾のエサにも困らんぢゃろうし、いざとなったら黒三キャラを

  エサにするコトもできるぞ〜♪』

  闇(R)はいつもながら大賢者の見識の深さに恐れ入るとともに、

  『はぁ〜、いつになったら大賢者サマに勝てるコトやら・・・』

  と、すっかり意気消沈したと言う。

  とりあえず2枚持っていた『ヒットラーの尻尾』を投入し、

  さらに大賢者からの強い勧めもあって、ガルマ・ザビ(CH-3)を投入すると、

  ちょうど50枚となった。

  

  サイドボードには流行の青単ウイニー対策として

  焼き系(黒い三連星、闇夜のフェンリル隊)をフルイン。

  そしてこれまた大賢者印の事情聴取(O-11)を2枚投入。

  あとは焼き対策にニムバス(CH-69)を入れ、さて、あと1枚である。

  ここで闇(R)には、どうしても投入したいカードが1枚あった。

  ドズル兄さんである。

  長兄ギレン、末弟ガルマがデッキに入った時点で、

  このデッキのネーミングがちらちらと闇(R)の脳裏をかすめていたのである。

  名づけて、『黒三兄弟デッキ』

  黒三キャラの『黒三』とザビ家の『三兄弟』を引っ掛けた、

  なんともオヤヂめいた、ダジャレ的ネーミングセンスであった(汗。。。)

  が、

  闇(R)本人はこの呼び名が甚くお気に召したらしい。

  チャンピオンシップ本番当日、

  事務局に提出するデッキレシピの「デッキ名」欄には、

  恥ずかしげもなく『黒三兄弟デッキ』の名称が堂々と記載されていた。

  

  何はともあれ、

  こうして、闇(R)の新デッキ『黒三兄弟ウイニー』が完成した。

  ・・・1ヵ月後、

  闇(R)がこのデッキで、奇跡の快進撃をやってのけることなど、

  まだ、誰も知るはずがなかった・・・。

  そう、

  誰ひとりとして、夢にも思わなかったに違いない・・・。






<次回予告>

  そして、時は瞬く間に流れる・・・。

  GWチャンピオンシップ(予選)決戦前夜、

  伝道師トゥーン・シンが闇(R)に与えた新たな試練とは?!

  


 次回 『闇(R)、行きま〜す』   第22話 “決戦前夜”


 ・・・キミは生き残ることができるか?・・・


 
     
 




 

闇(R)、行きま〜す

[ggg] 

 
 
作: あぽぴXIII  
 
 

閑話休題 ★ (3)
 
 


  ご苦労サマ★

  駄日記読むのもタイヘンよね・・・(汗)

 

  相変わらずのスローペースで、

  世間はすでに9月だと言ふのに

  まだ5月のハナシを書いてたりしますが。。。

  やれやれ・・・。

  この分だと

  6月のCS予選ネタを書き終わらないうちに、

  CS近畿地区決勝戦の日が来てしまいそうなイキオイですな〜♪(苦笑)

  まぁ、CS予選さえ書ききれば、

  そのあと、7月〜8月は公認にも参戦していないので

  一気に差を縮められるハズ♪とか目論んでるのデスが、

  ・・・どぅなるコトやらデス。。。

  

  そんなワケで、

  まだ、もぅちょっと、続いてしまいそぅデス。。。

  

  もぅしばらくご辛抱の上、お付き合いを・・・

  どぅぞ、よろすくデス★

 

 

 

                      2002/09/02  あぽぴXIII@仕事ちう(・・・仕事しろょ♪)